【エプソムＣ】ミラノおじさんは頑張っちゃうよ！

　【美浦ドキュメント＝５日】日曜は東京１０Ｒで９歳馬キングクリチャン、阪神１１Ｒで８歳馬サイモンラムセスが勝った。飼料やトレーニング、ケア方法の進歩で競走馬寿命はグンと延びている。となれば、８歳馬が３頭出走のエプソムＣもベテラン勢が気になる。秋田はマイネルミラノに目を付けた。久々に自分の形に持ち込めた前走は、粘って３着と見せ場十分。その後は休養を挟みリフレッシュ。８歳馬だけに余裕のあるローテーションはいい。

　相沢厩舎へ行くと、洗い場で鳴きながら馬っ気を出すミラノを発見。荒木助手が「前はこんなに馬っ気は強くなかったが、牧場で出合った２歳牝馬を気に入ったみたい」と教えてくれた。そのうら若き乙女こそが、隣で手入れされていたアンバラージュ（フランス語で熱中させるの意味。何て罪な名前）。ミラノは彼女に猛アピールしているようだ。「衰えは感じない」と荒木助手が言うように、まだ心身共に若い。いや、むしろ気持ちは若返っている。今の前残り傾向の東京なら、ハナを切れればアレよという間に…。おじさん、格好いいところ見せちゃうかも。