【安田記念】スティール、国内初G1タイトルへ抜群の適性

[ 2018年5月30日 05:30 ]

坂路で調教するリアルスティール(撮影・後藤正志)
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 6歳になった実力馬リアルスティールが、2年ぶりに安田記念に挑戦する。16年はドバイターフで初めてG1タイトルを手にし、凱旋レースとして挑んだ一戦だったが、直線は全く伸びず11着に沈んだ。「2年前はハミの取り方で難しいところもあったが、今は折り合いもスムーズ。あの時は惨敗したけど、もう一度挑戦したい」と雪辱を誓う。

 3歳クラシックは2→4→2着、古馬になってからも天皇賞・秋2着、今春のドバイターフも3着と大舞台で活躍。同助手も「ずっと強い相手と戦ってきたし、勝ち馬を見ても歴史的な名馬ばかりですから」と戦歴を評価する。同期のキタサンブラックやドゥラメンテ、1歳上のモーリスなどと差のない勝負を演じた。

 やはり、2年ぶりとなるマイルの距離攻略が最大のポイントとなるが「東京のマイル戦は、本当に向いていると思う」と力強い。兄のラングレー(洛陽S1着)、弟プロディガルサン(東京新聞杯2着)はマイル戦で勝ち星を挙げており、父ディープインパクト×母の父ストームキャットの配合は昨年Vのサトノアラジンと同じ。血統的にも距離適性の裏付けは十分ある。

 今春の東京マイルG1はディープインパクト産駒のケイアイノーテック(NHKマイルC)、ジュールポレール(ヴィクトリアマイル)がV。“ディープ馬場”も味方に、国内G1初タイトルを狙う。

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2018年5月30日のニュース