【青森・全日本プロ選手権】平原SPR賞初V!関東ライン吉沢に感謝

[ 2018年5月28日 05:30 ]

スーパープロピストレーサー賞で初優勝した平原
Photo By 共同

 「平成30年度全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪」の最終日が27日、青森競輪場で行われた。12R・スーパープロピストレーサー賞(SPR賞)は吉沢純平の逃げに乗った平原康多(35=87期)が優勝、賞金315万円を獲得した。28日は「第27回寛仁親王牌」の出場権、シード権を懸けた「第65回全日本プロ選手権自転車競技大会」(車券発売なし)が引き続き青森で開催される。

 SPR賞を初優勝した平原は真っ先に吉沢への感謝を口にした。「全部、彼の力です」。15日の京王閣記念決勝は吉沢―平原―木暮―神山拓―高橋大の関東5車ラインだったこともあり、吉沢が早めの先行勝負に出た。迎えたSPR賞。平原は「(吉沢の)番手から出るつもりはなかったし関東3人で決めたい」。そんな気持ちで臨んだ。

 しかし、残り3周から古性ラインが上昇する速い流れに。「吉沢君のスイッチが入ったんでしょう」(平原)。赤板から吉沢が先行態勢。平原は古性の巻き返しを止め、次は浅井のまくりに対応。「吉沢君が頑張ってくれたので結果を残したかった」。浅井に一度は出られたが平原が再度踏み込んで、きっちり人気に応えた。

 「平塚ダービーで悔しい思いをしたので宮杯(高松宮記念杯=6月14〜17日、岸和田)で頑張りたい」。平原が後半戦の巻き返しに弾みをつけた。

続きを表示

2018年5月28日のニュース