【有力2歳馬情報】注目!新種牡馬ジャスタウェイ産駒アドマイヤジャスタ

[ 2018年5月25日 14:58 ]

岡崎記者「速攻系セレクション」

 ダービーが終われば、待ちに待った2歳戦のスタートだ。栗東トレセンでも、緑ゼッケンを着けた2歳馬が日増しに増えてきた。この中に来春のクラシックの主役はいるのだろうか!?実は近年の早期デビュー組には大物があふれかえっている。昨年の代表格は最優秀2歳牡馬に選ばれたダノンプレミアムで、6月阪神のデビュー。ステルヴィオはダービー翌週の6月東京、ワグネリアンは7月中京で初陣を迎えた。“早期デビュー組に大物なし”と言われたのは昔の話。今や6&7月デビュー組は“宝の山”なのだ!

―――6&7月早期デビュー組は“宝の山”―――

 <友道厩舎>クラシックの常連となっている友道厩舎にも、夏デビューを視野に入れる逸材がいる。『アドマイヤマーズ』(牡、父ダイワメジャー・母ヴィアメディチ)は「うちの厩舎の2歳馬で一番順調」というトレーナーの言葉が心強い。セレクトセール1歳で5616万円(税込、以下同)。「セリで“いいな”と思って、オーナーに買ってもらいました。ダイワメジャー産駒だけどガッチリしていないので距離はもちそう」と分析する。デビューの舞台には阪神芝1800メートルや中京芝2000メートルが候補に挙がっている。同じ冠号の『アドマイヤユラノス』(牡、父ハービンジャー・母ジュエルトウショウ)は祖母がスイープトウショウ。「ハービンジャー産駒だけどパワータイプじゃない。軽い走りをするし、先々まで楽しみ」と笑みを浮かべる。母は未勝利に終わったが、孫の代で名牝の血が花開くかも。

 <矢作厩舎>矢作厩舎では『ホウオウエックス』(牡、父ダイワメジャー・母スネガエクスプレス)が早そうだ。矢作師は「ダイワメジャー産駒らしいマイラーかな。ダート色もあるかも」とジャッジ。北海道か中京でデビューするプランがある。もう1頭、デビュー時期は未定ながら、「早くから行けそう」なのが『オーキッドテソーロ』(牝、父ディープインパクト・母シスタリーラヴ)。「軽快な動きをする。桜花賞が目標ですね」とのセリフから分かるように、期待度はかなり高い。

 <角居厩舎>角居厩舎にも早々と超良血が入厩している。半兄にエピファネイアやリオンディーズがいる『サートゥルナーリア』(牡、父ロードカナロア・母シーザリオ)は4月19日に栗東トレセンへ。5月2日にゲート試験に合格した。辻野助手は「まだ幼児体形だけど、馬格があるし、体力もある。いいトモをしているし、血はウソをつかない感じですね。エピファネイアとリオンディーズは違ったタイプだったけど、この馬は両方の特徴を持っています」と好感触を口にする。デビュー戦は6月10日の阪神芝1600メートルを予定している。

 <須貝厩舎>新種牡馬で最も注目を集めるジャスタウェイ産駒では、この馬を最初に取り上げざるを得ない。『アドマイヤジャスタ』(牡、母アドマイヤテレサ)は2014年コーフィールドCを制したアドマイヤラクティ(父ハーツクライ)の半弟。ジャスタウェイはハーツクライ産駒なので、国際G1馬となった兄とは極めて近い血統構成だ。須貝師は「セレクトセールの価格(1億5120万円)が示すようにいい馬。体は大きいけれど、完成度は高いよ」と力強い。担当がジャスタウェイを手掛けた榎本助手というのも、トレーナーの期待の表れだ。

 <高橋忠厩舎>ファインニードルが高松宮記念を制して勢いに乗る高橋忠厩舎にも、注目のジャスタウェイ産駒がスタンバイしている。『母ペルヴィアンリリー』(牡)の半兄は2015年札幌2歳Sを制したアドマイヤエイカン。トレーナーは「1歳の頃から“いい馬”と牧場より聞いていました。早い時期から行けそうですし、素質も感じます」と来春の大舞台を意識する。厩舎初のダービー参戦はこの馬かもしれない。

 <池添学厩舎>新進気鋭の池添学厩舎にも、着々と2歳馬が入厩している。『ブラックモリオン』(牝、父ルーラーシップ・母モルガナイト)は活躍馬続出の牝系出身。半兄に2017年東京新聞杯を制したブラックスピネル。近親にはマリアライトやクリソライト、アロンダイトなどG1馬が並ぶ。池添学師は「牧場の評価も高いし、実際にいい馬ですよ。新潟2歳Sを目標にやりたいですね」と抱負を語る。もう1頭、快足血統の『ブルスクーロ』(牡、父キンシャサノキセキ・母ダークサファイア)にも注目だ。全兄のサフィロス、半姉のコーディエライトやローガンサファイアが早い時期から活躍しており、いかにもPOG向きの血統。4月20日にゲート試験に合格済み。いったん放牧に出されるが、早い時期の短距離路線で目が離せない存在となるか。

 <佐々木厩舎>佐々木厩舎には重賞3勝を挙げたショウリュウムーンの初子が入厩してきた。その名も『ショウリュウイクゾ』(牡、父オルフェーヴル)。佐々木師は「いい馬だし、大きいところを目指したいね」ときっぱり。血統構成から見て、3歳になればグンと良くなりそう。

 <宮本厩舎>宮本厩舎の『セグレドスペリオル』(牡、父トーセンホマレボシ・母アイズオンリー)はセレクトセール1歳で2268万円の値がついた。母の半弟には今年の共同通信杯で2着だったサトノソルタスがいる。宮本師は「距離適性は何とも言えないけれど、中京デビューを目指して乗り込みます」と満面の笑み。サンデーサイレンスの3×3というインブリードがプラスに出れば面白い。

 <高野厩舎>高野厩舎の『ピースプレイヤー』(牡、父デクラレーションオブウォー・母ナマステズウィッシュ)は米国産馬。父は現3歳の初年度産駒から米愛で重賞勝ち馬が出ている。父は芝とオールウェザーで活躍したが、母の父がプルピットなのでダートでもいいかも。

 <平田厩舎>2年連続で阪神開幕週の新馬戦を制している平田厩舎には『クインズローズ』(牝、父ヘニーヒューズ・母ケイアイガーベラ)が入厩している。半兄ケイアイノーテック(父ディープインパクト)は芝マイルを主戦場にしているが、こちらは体形的にダート短距離向き。全9勝をダート1200〜1400メートルで挙げた母の産駒らしい活躍を期待したい。

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