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【日本ダービー】どんな状況でも中内田師は希望捨てない

エンパイアメーカー騎乗時の新聞を手にする中内田師
Photo By スポニチ

 【競馬人生劇場・平松さとし】2003年のある日、私はアメリカに一人の男を訪ねに行った。“ミツ”と呼ばれていたのは当時24歳だった中内田充正青年だ。

 彼と最初に出会ったのは01年のフランス。その2年後、今度はアメリカで再会したわけだ。アメリカではロバート・フランケル調教師の下、ライダーとして毎朝、数頭の調教をつけていた。後に名馬フランケルの名の元となった調教師はこの年G1を25勝。当時の世界記録を樹立し、当然、一流馬の宝庫となっていた。

 “ミツ”もそういった馬たちの調教にまたがっていた。この年のブリーダーズCディスタフで圧倒的1番人気に推されたサイトシーク、マイルで1番人気だったピースルールズ、スプリントでこれまた1番人気のアルデバラン、そしてクラシックで1番人気となったメダーリアドーロなどなど。

 そんな中、当時の彼が「最も勉強になった」と語ったのがエンパイアメーカーだ。同馬はケンタッキーダービーで1番人気に推されたが、実は誰が乗っても調教中に止まる悪癖があった。中内田青年が同馬を任されるようになったのはダービーの前から。「少々ゴネてもムチで叩かない」等、自分なりに考えて乗ると、止まることはなくなった。

 「それでもダービーは2着に負けました。過去に楽勝しているファニーサイドに負けてしまい、凄くショックを受けました」

 そんな時、当時公開されていた映画「シービスケット」の中で出てきた一つのセリフが胸に残った。

 “傷ついて、どんな絶望的な状況になっても、希望を捨ててはいけない”

 再びエンパイアメーカーと向き合い調教すると、同馬はベルモントSでファニーサイドを破り優勝した。

 現在は調教師となった中内田師は今週末のダービーにダノンプレミアムを送り込む。挫石で皐月賞を回避した同馬だが、そんな状況でも彼は希望を捨てていないことだろう。好結果が出ることを期待したい。 日本ダービー

[ 2018年5月25日 05:30 ]

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