内枠有利!「定説」は真なり…良きに計らえ 高勝率は1、3番

[ 2018年5月22日 11:00 ]

日本ダービー七不思議(2)

14年ダービーでは12番人気だったマイネルフロスト(一番左)が3番枠で3着(撮影・郡司修)
Photo By スポニチ

 「内枠有利」の定説が根強いダービー。21日付のスポニチ紙面で隊列の前後の位置取りを意味する“ダービーポジション”の存在は否定されたが、枠の内外による差はあるのだろうか?まずは86年以降のデータを検証してみる。

 最高勝率は1番枠と3番枠の12・9%。次点が5番枠の12・5%で勝率10%超はこの3つの馬番だけだ。連対率で比較すれば1〜5番枠の平均が17・2%なのに対し、6〜18番枠は8・5%と大きく数字を下げている。興味深いのが、これをG2以下の同条件(東京芝2400メートル)と比べると、1〜5番枠の連対率は18・6%とあまり変わらないが、6〜18番枠は12・6%。ポイント差はダービーの方が大きく、より内枠勢が好走していると言える。

 ダービーに9回騎乗している松岡が断言する。「ダービーに限っては絶対に内が有利。全馬が必死で他のレースとは比べられないくらい流れが厳しくなるから。外からは(内に)入れない」。14年のダービー。1、2着(ワンアンドオンリー、イスラボニータ)は3、1番人気での決着だったが、3着に激走したのが12番人気のマイネルフロストだった。松岡を背に3番枠から出走した同馬は内ラチ沿いをスルスルと駆け上がり、見事に下馬評を覆した。松岡は「コーナーで1メートル外を回れば、円周率を考えると(コーナー2つで)3・14メートルは損をすることになる。タフな舞台設定だし、ディープインパクト級の馬なら別だけど、この差が結果につながるんじゃないか」と分析していた。

 それでは今年の内ラチ沿いの芝の状態は?東京競馬場の山室馬場係長は「今日(オークス当日の20日)で芝は結構傷むと思うが、ダービー週からはCコースに替わる。内の傷みはカバーできると思うし、内、外でさほど差のない状態になるのでは」と証言。今年も“イン取り合戦”は、し烈を極めそう。内枠からロスなく立ち回った馬に勝利の女神はほほ笑む。

続きを表示

「2020 日本ダービー」特集記事

「今週の丸山元気!」特集記事

2018年5月22日のニュース