【プリンシパルS】コズミック、「遊び遊び」快勝でラスト切符

[ 2018年5月6日 05:30 ]

ルメールを背にプリンシパルSを制したコズミックフォース(右)
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 1着馬にダービー優先出走権が与えられる「プリンシパルS」が5日、東京競馬場で行われ、ルメール騎乗のコズミックフォースが1番人気に応えて快勝。最後のダービー切符を手にした。

 3週後の大一番に執念を燃やしたゴール前の攻防。ブレステイキング(2着)に外から首差まで迫られても、コズミックフォースの鞍上には余裕があった。「(着差は)ぎりぎりだけど遊び遊び走っているからね。ゴール手前150メートルで早めに先頭に立って1頭になった(気を抜いた)が、外から馬が来たらまた伸びてくれた」。外から馬体を併せてきたイェッツトを振り切り、さらに外から襲いかかるブレステイキングも抑える着差以上に強い競馬。ルメールはダービーでステルヴィオ(皐月賞4着)に継続騎乗するが、熱っぽくこう続けた。「遊びがあるから2400メートルは絶対にいける。(すみれS5着以来)2カ月半ぶりに乗ったが、心身とも大人になった」

 国枝師は共同通信杯を勝ったオウケンムーンと合わせてダービー2頭出し。「本番の鞍上は菜七子…まだ騎乗資格がないか(笑い)。騎手はこれから探すが、1頭出しから優勝確率は2倍になった(笑い)。男馬にしては俺みたいに上品だからワイルドさが欲しい(笑い)」とジョークの3連発。「コースも距離も向いているので、体つきがもう少しパワフルになれば」と栄冠に望みをかけていた。

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