【飯塚・オールスター】佐藤貴、トップSで悲願のSG初優勝

[ 2018年5月1日 05:30 ]

SG初優勝を飾り、カップを手に笑顔の佐藤貴也
Photo By 共同

 飯塚オートレース場のSG「第37回オールスター」優勝戦(5100メートル=10周)が4月30日、12Rで枠番選択によって行われ、6枠の佐藤貴也(33=浜松)がトップSから10周回を逃げ切り、SG通算12度目の優出で念願の初優勝を決めた。

 「完璧なスタート。あれだけ切れれば、どこからでも行ける」。佐藤貴はお立ち台で胸を張った。スタートも見事だったが、とにかくしぶとかった。上がりタイムは3秒418と決して優秀ではなかったが、背後の篠原、高橋貢は迫れそうで迫り切れなかった。「準決は抜かれて2着だったが、優勝戦でミスは一度もなかった。飯塚は完全アウェーの地だがファンが喜んでくれた」。天性の明朗キャラ。拍手が勝者を包んだ。

 「勝因はいつも以上に落ち着いてレースできたこと」と話し、メンタル面の成長を強調した。鈴木圭一郎を筆頭に、金子大輔、木村武之とオート界を代表する強豪がひしめく浜松支部。「やっと自分も入っていける」とSGタイトルホルダーとなったことを感慨深げに喜んだ。「今後もやり切っていけたら楽しめると思う」。持ち味の先行逃げ切りにますます磨きをかけることを佐藤貴は誓った。

 ◆佐藤 貴也(さとう・たかや)1985年(昭60)2月22日生まれ、静岡県出身の33歳。中1から高2までを米国で過ごす。04年7月26日登録の29期生。同期は金子大輔、早川清太郎、青木治親、藤岡一樹ら。通算20V(SG・1V、G1・3V、G2・3Vを含む)。1メートル62、50キロ。血液型B。

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2018年5月1日のニュース