【天皇賞・春】低評価覆すロケット一発!前半にスタミナ温存だ

[ 2018年4月25日 05:30 ]

 【G1ドキュメント・栗東=24日】2年連続で春の天皇賞週に栗東出張となった浜田。昨年は結局、キタサンブラックに逆らえず◎を打ち、低配当ながら馬券も的中したのだが、混戦模様の今年はそうもいかない。小雨の降る中、自転車で厩舎地区を回っての穴馬探し。目をつけたのはミッキーロケット。G2勝ち(日経新春杯)がありながら、不当に評価を落としている印象がある。音無厩舎に向かうと、作業を終えた橋本美助手が取材に応じてくれた。

 7着敗戦の前走・京都記念は重馬場。「馬場の影響はあった。やや重までならこなせるが、それ以上悪くなると苦しい」と同助手。苦手の道悪に加え「体にも余裕があった」と振り返る。この中間は太めの体を絞るため、従来の坂路に加えコース追いの本数も増やした。「今までにないくらいハードにやっている」。乗り込めるということは体調がいい証拠でもある。

 3000メートル超の長丁場は3歳時の菊花賞(5着)以来。「正直、距離は長い」と冷静に判断した上で「掛かっていく馬ではないから、前半にスタミナをどれだけ温存できるかが鍵」と評する。その点からも主戦の和田に手綱が戻るのは好材料。「右にモタれる癖も含め、この馬のことを一番分かっているジョッキー。前半をうまくクリアできれば一発があっていい」と期待を込めた。

 昨秋以降、良馬場に限れば4、2、4着。週末の京都は好天予報。切れ味の生きる馬場で、ハード調教が実を結べば「一発」があっていい。

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2018年4月25日のニュース