【フローラS】ファストライフ、劇的Vだ

[ 2018年4月19日 05:30 ]

大野を背に追い切るファストライフ
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 【東西ドキュメント・美浦=18日】水曜の朝取材は雨。4月に競輪担当から転向した小野は、新調した長靴と雨がっぱに身を包みトレセンへ向かった。春雨に打たれながらフローラSの情報収集に駆け回ると、2頭登録の青木厩舎から穴馬のにおい。特にファストライフが気になった。

 Wコース単走で最終仕上げ。軽快なフットワークで駆け抜けた。稽古を見守った青木師は「今日は軽く気分を乗せるくらい。体よりもメンタル面のオーバーワークにならないようにした。当日は良馬場で矢のような切れ味を見せてほしい」と期待を込める。父スーパーホーネットは青木師が開業前に修業していた矢作厩舎の管理馬。「競馬ファンが喜ぶ血統。矢作先生への恩返しも含めて、こういう馬を走らせたい」と熱い思いを語った。

 開業2年目のトレーナーが目指す重賞初V。競馬のドラマには目には見えない“人馬一体”もあると小野は感じた。

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2018年4月19日のニュース