【アーリントンC】タワー快勝!いざNHKマイルCへ

[ 2018年4月15日 05:30 ]

外から差し、タワーオブロンドン(手前)でアーリントンを制したC・ルメールは鞍上でガッツポーズする
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 今年からNHKマイルC(5月6日、東京)のトライアルとなった「第27回アーリントンC」は14日、阪神競馬場で行われ、1番人気のタワーオブロンドンが、レースレコードを0秒5上回る好時計でV。前哨戦を制し、堂々と本番に向かう。

 ルメールの冷静な手綱さばきが光った。タワーオブロンドンは発馬で後手に回り後方から。鞍上はすぐに折り合いに専念。「調教は掛かるぐらいで心配したけど、今日はリラックスして走れていた」。馬群で脚をため、追いだしを我慢。ラスト1Fでようやくギアを入れ替えるとグングン加速。ラスト50メートルで先頭に立ち、2着パクスアメリカーナの猛追を半馬身退けた。

 昨年暮れの朝日杯FSは直線伸びあぐねて3着。千四ほど鋭い脚を使えなかっただけに距離に不安を残していた。この勝利で路線は明確に。藤沢和師は「前走はチグハグな競馬。今日は休み明けにしては馬が落ち着いていた」と精神面の成長に目を細めた。いざ、NHKマイルCへ。ルメールは「千二がベストだと思ったが、今回は外を回って楽に勝てた。次も楽しみ」と、さらなる飛躍を期待した。

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