【皐月賞】新種牡馬の当たり年、次はエポカでオルフェの番

[ 2018年4月11日 05:30 ]

 【G1ドキュメント=栗東・10日】藤原英厩舎は今年の連対率が5割に迫る勢い。皐月賞にはエポカドーロを送り出す。担当しているのはベテラン藤森厩務員。好調の要因はどこにあるのか。小林が切りだすと“士気”という言葉をくれた。

 「周りが結果を出すと“もっともっと”ってなるし、士気が上がる部分はあると思う。それに応えてくれる馬がいますからね」

 同厩務員は昨年のダービーをベストアプローチで挑んで9着。この時が実に80年オーバーレインボー(13着)以来、37年ぶりのダービーだった。「郷原さんが勝った時(オペックホース)だよ」と言われてもポカンとするだけ…。仕事人の仕上げに注目だ。

 全休日明けのこの日は坂路を駆け上がった。「休み明けはちょっとてこずる。レースでは大丈夫なんですけどね。やんちゃなところはオルフェーヴルの血が騒いでいるのかな。でも、走る馬はこういう何かを持っていると思う」と話した。

 前走のスプリングSはコスモイグナーツが大逃げを打ち、2番手を追走した。残り200メートルで先頭に立ったが、最後の最後でステルヴィオに鼻差惜敗の2着。「やったと思ったんだけどねえ。あの内容なら上でもやれそう。能力的な問題は前走でクリアしたと思う」と振り返った。

 ここ2走は小倉、中山と小回りコースにきっちりと対応した。藤原英師も「前走で中山を経験しているし、レースが上手。使いつつだいぶしっかりしてきたな」と話す。桜花賞はロードカナロア産駒アーモンドアイがV。新種牡馬の当たり年。今度はオルフェの番かも…と小林は感じ入った。

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2018年4月11日のニュース