【桜花賞】アーモンドアイが桜の女王!レコードVで無敗馬ライラック破る

[ 2018年4月8日 15:40 ]

<阪神11R・桜花賞>豪快に差し切ったアーモンドアイが桜の女王に輝いた
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 3歳牝馬3冠競走の初戦「第78回桜花賞」(G1、芝1600メートル)が8日、阪神競馬11Rで行われ、C・ルメール騎手騎乗の2番人気アーモンドアイ(牝3=国枝厩舎)がレースレコードを更新して優勝。6冠馬オルフェーヴル産駒で無敗の2歳女王ラッキーライラックらを破って、伝統のクラシックレースでG1初勝利を挙げた。

 後方に控えたアーモンドアイ。直線では先行したラッキーライラックが馬群から先に抜け出したが、大外に持ち出されたアーモンドアイが豪脚で一気に差し切った。勝ちタイムは牝馬3冠馬アパパネが10年に記録したタイムを0・2秒上回るレースレコードの1分33秒1(良)。1馬身3/4差の2着は1番人気・ラッキーライラック、さらに半馬身差の3着には3番人気・リリーノーブルが入った。

 勝ったアーモンドアイは父ロードカナロア、母フサイチパンドラという血統。デビュー戦こそ2着に敗れたが、2戦目で勝ち上がると、前走のシンザン記念では牡馬を圧倒し重賞初挑戦初勝利。そこから、およそ3カ月ぶりのレースで、見事にG1タイトルを手にした。通算戦績は4戦3勝。

 鞍上のルメールは中央G1通算15勝目で今年は初勝利。管理する国枝師は中央G1通算12勝目で今年は初勝利。国内外6つの短距離G1タイトルを手にしたロードカナロア産駒はこれがG1初勝利。初年度世代が早くもクラシックを制した。

 3歳牝馬3冠は同レースに加え、オークス(5月20日)、秋華賞(10月14日)の3競走。かつて牝馬3冠を達成したのはメジロラモーヌ、スティルインラブ、アパパネ、ジェンティルドンナの4頭のみ。1冠目を制したアーモンドアイのみが偉業への挑戦権を手にした。

 なお、2番のアマルフィコーストが左前肢ハ行のため、当日に出走取消となったため、レースは17頭立てで行われた。

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2018年4月8日のニュース