【万哲の乱 特別編】8日中山11R 外伸び馬場でフミノムーンが本領発揮

[ 2018年4月8日 08:00 ]

 土曜は阪神競馬場で、桜花賞出走の関東馬の到着取材。既に桜はほぼ散り、風が吹き荒れ、体感気温はかなり低め。メイン阪神牝馬Sの前後には雨が降った。それでも日曜は好天予報なので、良馬場が濃厚だが、当日の馬場状況には注意したい。良発表でも、多少湿っている可能性も。内寄りの芝がさほど傷まず、先行馬の粘り込みが利いていたのも土曜の傾向だった。

 逆に春雷S(中山11R)が行われる中山の芝はテレビ画面を通じても芝の内寄りの傷みが進み、土曜メインのニュージーランドTは典型的な「外差し決着」。

 ◎フミノムーンは外差しが利く舞台を見込んでの惑星馬だ。同じ中山1200メートル戦でも前走・オーシャンS(9着)の時は前半3F33秒5で飛ばしたネロが4着に粘る先行馬天国。フミノムーンは最内1番枠から4コーナーでは外に出したが、前が残る馬場では最速3F33秒4を繰り出しても不発は仕方ない。今回は重賞からオープン特別に替わって、戦いやすいメンバー構成。前走56キロからハンデ55キロと軽くなるのもいい。間違いなく前が飛ばしてくれる顔触れ。2走前の重賞シルクロードS(3着)だけ走れば、外から突き抜けてもおかしくない。

 《もうひと押し》阪神10R・大阪―ハンブルクカップは◎ティソーナ。阪神内回りの短めの直線が合う先行型。外めの14番枠も動きやすい位置。

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2018年4月8日のニュース