【ドバイシーマC】レイデオロ 軽快12秒5!ルメールも満足

[ 2018年3月29日 05:30 ]

メイダン芝コースでルメールを背に最終追いを行ったレイデオロ
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 ドバイ国際競走(31日)の追い切りが28日、メイダン競馬場で行われた。ドバイシーマCに出走するレイデオロは、ルメール騎乗で芝コースで単走追い。軽快な動きに鞍上も満足の表情を浮かべた。ドバイターフ組では2年前の優勝馬リアルスティールがダート、昨年Vヴィブロスが芝コースで最終追い。2勝目へ、両馬共に好調をアピールした。午後には日本で馬券が発売される4レースの枠順が確定。レイデオロは内めの3番に入った。

 夜明け前のメイダン競馬場。照明により、闇の中にコースとスタンドのみが浮き上がる幻想的な光景の中、日本が誇るダービー馬レイデオロが、開場と同時に真っ先に芝コースに飛び出した。主戦ルメールが騎乗して単走。終始馬なりだったが、脚さばきは軽快そのもの。6F84秒8〜69秒6〜55秒0〜40秒5、ラスト1F12秒5でまとめた。

 「トップコンディション。いい調教ができたよ」。追い切りを終えてから私服に着替え、コーヒーを手にリラックスした様子で報道陣の前に現れたルメールは、ストレートに好感触を伝え、さらに続けた。「前半は少しハミをかんだが、すぐに落ち着いた。直線は暗くて狭く感じたのか、少し物見をしたが、フットワークや伸びは問題ない。メイダンの芝にもフィットしていたよ」

 藤沢和師は「正直、暗くてよく見えなかったが、ジョッキーが“良かった”と言っているんだから、動きは問題ないだろう。前走(京都記念3着)も悪くはなかったが、流れが向かず馬が行きたがった。休み明けを1回使って、明らかに息遣いが良くなっている」と余裕の笑み。海外遠征のパイオニアでもある名トレーナーは「人も馬も海外に来ることが、もう特別なことではない。みんなもそうだろう。そんなに肩肘張っても仕方ない」と、あくまで平然と構える。

 ルメールには海外メディアも殺到。4社のTVインタビューを立て続けに受けるなど注目度の高さがうかがえた。ライバルを問われた鞍上は「クロスオブスターズは凄くいい馬」。母国フランスの強豪を挙げた上で、こう続けた。「でも心配ない。レイデオロはダービー馬。賢くて自分の仕事を分かっている。今のコンディションなら自信があるよ」。日本代表として、ダービー馬の実力を世界に見せつける。

 ▼モズカッチャン(梛木助手)単走だったので集中し切れていないところもありましたが、全体的に動けていたし、仕上がっていると思います。

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2018年3月29日のニュース