【万哲の乱 特別編】24日阪神11R 今年も大物誕生 東のワンピースだ!!

[ 2018年3月24日 08:00 ]

 先週スプリングSが終わり、皐月賞の勢力図が固まったと考えるのは一時代前の話。毎日杯(阪神11R)といえば、昨年は勝ち馬アルアインが皐月賞を制し、3着馬キセキは菊花賞制覇。さらに2着馬サトノアーサーは重賞Vこそないが、神戸新聞杯(3着)ではレイデオロ、キセキに続いた。今や弥生賞、スプリングSと並ぶ必見レースだ。

 今年も既に2勝した馬が7頭。うち3頭は無傷2連勝馬。もしかすると、この中に日本ダービー馬が潜んでいるかもしれない。

 特に、関東期待の◎ブラストワンピースがどんなレースをするか楽しみ。前走・ゆりかもめ賞(1着)は後方で四方を囲まれる位置だったが、他馬を圧倒するように進路を自ら探し当てて突き抜けた。勝ち時計2分27秒6は同じ週の古馬1000万下・箱根特別を勝ったコルコバード(2分27秒0)とわずか0秒6差。コルコバードの上がり3F35秒3に対し、ワンピースは3F34秒0と強じんな伸び脚。特にトップギアに入った時の加速は一級品だ。中間は坂路とWコースを交えて、細心の仕上げ。21日の最終追いはパートナーに追いついた後、抜け出す時の迫力が凄かった。大竹師は「速いペースの競馬を経験させたかったので毎日杯へ。初の右回り、関西輸送と克服しなければならないものはあります。ただ素質はあるので、先が楽しみになるレースをしてほしいと思う」と課題も挙げつつ、毎日杯参戦の経緯を説明した。昨秋東京新馬戦(芝1800メートル)は超スローといえ、上がり3F33秒3と極上の切れ。現在開催されているJRA3場で最も芝状態がいい阪神なら“無敗街道”は続行できる。

 《もうひと押し》阪神9R・君子蘭賞は◎カレンシリエージョ。自己条件に戻れば、見直しは当然。

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2018年3月24日のニュース