【大阪杯1週前追い】シュヴァル気合!併せ馬でラスト12秒5

[ 2018年3月23日 05:30 ]

三浦を背にチップを蹴散らし追走するシュヴァルグラン
Photo By スポニチ

 4月1日に行われる「第62回大阪杯」の1週前追い切りが東西トレセンで行われた。

 シュヴァルグラン(牡6=友道)の追い切りには、美浦から三浦が駆けつけた。CWコースでインヴィクタ(4歳1000万)を追走すると、しっかり動かされて同入。馬なりの僚馬に手応えでは見劣ったが、攻め駆けしないタイプだけに問題ない。6F81秒3〜1F12秒5の時計も上々。初コンビの実戦に向けて、鞍上は前向きな言葉を並べた。

 「追い切りで動くタイプではないと聞いていましたが、スピードの乗りが良くて、思ったほどのズブさもなかったです。乗りやすさはイメージ通りだし、1週前として良かったですよ」

 自身はJRAのG1初制覇がかかる。「大きいチャンスを頂けたし、結果で応えなきゃいけない。いい位置を取って、いい所からスパートしたい」と積極的な騎乗を誓った。

 キタサンブラックが引退して、シュヴァルグランにとっても“一段上”を目指す1年になる。その大事な始動戦、ここ2年は阪神大賞典から天皇賞・春に向かったが、今年は大阪杯を選択した。その意図について友道師は「天皇賞で(16年3着、17年2着と)結果が出ていないし、3000メートルを2回続けて走るのはキツいのかなと思った」と説明。それだけじゃない。古馬になって以降は2200メートル以上を使われてきたが、距離適性の幅が広がっているという手応えもある。

 「今なら2000メートルにも対応できるんじゃないかな。去年の宝塚記念でも先行できていたからね」

 いろいろと“初物”がキーワードになる一戦だが、十分に勝ち負けを期待できそうだ。

続きを表示

2018年3月23日のニュース