【フラワーC】カンタービレ、重賞初V飾る 桜花賞出走確実に

[ 2018年3月18日 05:30 ]

外から猛追する(9)トーセンブレス(右、2着)をクビ差抑えてレースを制した(10)カンタービレ(左)
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 3歳牝馬のG3「第32回フラワーC」が17日、中山競馬場で行われた。2番人気カンタービレが力強く抜け出して2連勝で重賞初制覇。M・デムーロは金鯱賞(スワーヴリチャード)に続く2週連続の重賞V。角居師は04年から15年連続の重賞勝利となり、連続年重賞V記録の現役最長記録を更新した。歴代トップは尾形藤吉師の28年連続。

 道中は中団の内を追走して4角で外へ。鞍上がGOサインを送ると428キロの小さな体を軽快に弾ませ一気に先頭へ。後方からトーセンブレスが猛追したが、首差しのいだ。「前走がいい勝ち方だったので、自信を持って乗った。前走はテンションが高かったが、今日は凄く落ち着いていた。G1でも楽しみ」とM・デムーロは会心の笑み。先週7勝と勝ち星を量産したが、この日も7鞍騎乗で3勝、2着2回、6着以下なしと抜群の安定感だった。

 角居師は「今日はずいぶん落ち着いて我慢が利いていた。前走後、在厩でゆっくり調整できたので」と勝因を分析。賞金を加算して桜花賞(4月8日、阪神)出走を確実にしたが、次走については明言せず。「体重が減った(マイナス6キロ)のは課題。一息入れた方が良さそう」と、いったん放牧に出される見込みだ。

 ◆カンタービレ 父ディープインパクト 母シャンロッサ(母の父ガリレオ)牝3歳 栗東・角居厩舎所属 馬主・石川達絵氏 生産者・北海道浦河町三嶋牧場 戦績4戦2勝 総獲得賞金4526万9000円。

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