連対率5割超え!藤原英軍団 3歳3重賞に3頭スタンバイ

[ 2018年3月15日 05:30 ]

芝コース単走で追い切るミスターメロディ
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 藤原英厩舎の成績が物凄いことになっている。勝率31・7%!連対率50・8%!!年明けならいざ知らず、3月を迎えての成績としては驚異的だ。先週は10戦6勝の固め打ちで20勝に到達。それでも師は一喜一憂などしない。「スタッフのこれまでの日々の努力の積み重ねでしかない。変えたこと、変わったことは何もない。ゴルフでもそうだろ?スイングのフォームをコロコロ変えているようではスコアが上がるワケがない」。こともなげにそう話す。

 10年のダービー馬エイシンフラッシュやG1・3勝のストレイトガールといった名馬を育ててきたトップトレーナーはJRA賞最高勝率調教師賞を3度受賞。的確な仕上げとレース選択で以前から高い安定感を誇った。加えて今年は特に3歳世代が既に7頭オープン入りするなど好調。今週の3歳重賞も3レース全てに管理馬を送り込む。

 ファルコンSのミスターメロディは5戦目で初の芝参戦となる。追い切りは福永を背に芝コースで5F62秒3〜1F12秒3。前半はやや行きたがる前向きな気性も垣間見えたが、それでもスピードは落ちなかった。米国産のスキャットダディ産駒で適性は未知数だが、師は「血統的には芝でもと思う。やってみんと分からんが能力はあるから面白いと思う」と前向き。スプリングSのエポカドーロとフラワーCのインヴィジブルワンは2頭の併せ馬で態勢を整えた。

 平成以降の年間最高記録は勝率が25・1%(00年伊藤雄師)、連対率は39・0%(01年藤沢和師)。現在の数字を維持するのは容易ではないが、どこまで“新記録ペース”をキープできるか。今週も藤原英軍団から目が離せない。

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2018年3月15日のニュース