JRA重賞3勝のバルクもG1には届かず

[ 2018年3月14日 05:30 ]

 これまで地方馬がJRAのクラシックに参戦したのは8回。04年に地方馬として初めて3冠にフル参戦したホッカイドウ競馬のコスモバルクは、同競馬が全国で初めて導入した民間育成施設から出走の「外厩馬」第1号。外厩のビッグレッドファームで管理された。中央出走時は外厩から直接出走できないため、同競馬のシーズン中は最終調整を門別競馬場で、シーズンオフ中である弥生賞出走時は美浦トレセンに入厩して最終調整を行った。

 百日草特別→ラジオたんぱ杯2歳S→弥生賞と3連勝で皐月賞に臨んだが、ダイワメジャーに敗れて2着。菊花賞の前にはセントライト記念を制してJRA重賞3勝目を挙げるも、同G1には手が届かなかった。古馬になってからも06年シンガポール航空国際Cで地方馬初の海外G1制覇を果たすなど活躍した。

 地方馬のJRA・G1制覇は、メイセイオペラ(岩手)の99年フェブラリーSのみ。芝G1は未勝利。

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2018年3月14日のニュース