【金鯱賞】リチャード ダイヤに完勝!初G1獲りへ“全開”

[ 2018年3月12日 05:30 ]

金鯱賞を制したスワーヴリチャード(右)
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 名手の好判断が光った。スワーヴリチャードの鞍上M・デムーロはスタートから手綱をしごいてゴーサイン。ライバルのサトノダイヤモンドをチラ見しながら、位置を上げた。スローペース必至の顔触れで不利な大外枠。鞍上は同じく外枠に泣いた有馬記念(4着)のリベンジに燃えていた。

 「有馬みたいになるのは嫌だと思っていた。あの時は外々を回って苦しくなったし、逆に前に行った方がいいと思った。作戦通り」

 4番手の外で最初のコーナーを回ったが、逃げたサトノノブレスのペースは上がらない。前半600メートルから1F13秒前後の遅いラップが続くと、向正面に入ってすぐに動いた。ポジションを上げ逃げ馬に並び掛けると、ノブレスもペースアップし、ようやく折り合いが付いた。庄野師も序盤の流れを不安そうに見ていた。

 「位置取りは悪くなかったが、前に壁をつくれず流れも遅くて力んできた。でも、前の馬がペースを上げてくれてからは楽に付いていけた」

 直線は追いだしを待つ余裕もあった。残り100メートルで右ステッキ1発。手応えほど伸びなかったが、ノブレスを捉え、外から強襲したサトノダイヤモンドも抑えてV。鞍上は「最後はいい脚を使ってくれた。素晴らしい、強い馬ですね」とパートナーを称えた。

 単勝1・6倍の断然人気。着差は半馬身だったが、力の違いを見せつけた。トレーナーは「抜け出す時もいい意味でズルさがあったが、力を出し切れて良かった」と安どの表情。

 今後は優先出走権を手にしたG1大阪杯がターゲット。指揮官は「G1タイトルを獲りたいし、その予定」と見通しを語った。鞍上は「右回り自体は問題ない。G1なら2000メートルが一番いいと思う」とジャッジ。強敵ダイヤモンドは封じた。次は念願のG1タイトルを手に入れる。

 ◆スワーヴリチャード 父ハーツクライ 母ピラミマ(母の父アンブライドルズソング)牡4歳 栗東・庄野厩舎所属 馬主・(株)NICKS 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績9戦4勝 総獲得賞金3億1313万4000円。

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