【金鯱賞】スワーヴリチャード完勝「成長していた」 復帰初戦のダイヤモンドは3着

[ 2018年3月11日 16:09 ]

<中京競馬11R・金鯱賞>掲げられる半旗の前を駆け抜け1着でゴールするスワーヴリチャード
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 中距離古馬戦線を占う「第54回金鯱賞」(G2、芝2000メートル)が11日、中京競馬場11Rで行われ、M・デムーロ騎手騎乗の圧倒的1番人気のスワーヴリチャード(牡4=庄野厩舎)が優勝した。重賞3勝目を挙げ、大阪杯(G1、4月1日)へ大きな弾みをつけた。

 9頭立ての少頭数で行われた今年の金鯱賞。先団で競馬を進めたスワーヴリチャードは3コーナーで早くも2番手に浮上。直線では逃げ粘るサトノノブレスをきっちりかわして人気に応えた。勝ちタイムは2分1秒6(やや重)。半馬身差の2着には8番人気サトノノブレス、さらに1馬身差の3着には2番人気サトノダイヤモンドが入った。

 勝ったスワーヴリチャードは父ハーツクライ、母ピラミマという血統。左回りコースでは5戦し3勝2着2回と圧巻の成績を残しており、重賞3勝もすべて左回り。今年初戦を制し、G1初制覇に向けて順調なスタートを切った。通算戦績は9戦4勝。

 ▼デムーロの話 (今年初戦)大丈夫でした。初めて乗ったときからいい馬だと思っていました。有馬記念でも苦しくて4着に来ていましたし。有馬記念の(再現は)嫌だと思って、ちょっと前にいたほうがいいと思っていました。作戦通りでした。(直線は)とてもいい馬だからいい脚を使いますね。(馬体重はプラス10キロ)成長していました。

◆4着=ヤマカツエース(池添)太かったのかな。仕上がっていればスッと動けるんですが…。

 ◆5着=ダッシングブレイズ(北村宏)好位で運べたけど、しまい勝負になってしまったので…。道中はもう少し流れる展開の方が合っていると思います。

 ◆6着=ブレスジャーニー(三浦)ゲートはいつもあんな感じ。馬が良くなっているので、すぐにとりつけました。左回りの方がスムーズ。脚を取られながらも頑張ってくれています。

 ◆7着=デニムアンドルビー(角居師)後ろから行く脚質なので展開が向かなかったですね。これで繁殖入り。長い間よく頑張ってくれました。いい子を出してくれると思います。

 ◆8着=メートルダール(福永)手応えがあれば早めにマクッていきたかったけど、その脚を使えず最後は離されてしまった。こんな馬じゃないんだけどね。

 ◆9着=アクションスター(太宰)頑張って走ってくれています。現状の力は出せたと思います。

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2018年3月11日のニュース