【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】１１日中京１０Ｒ　関東から遠征するイダペガサスの無傷Ｖ３を期待

　昨日の当コラムでも書いたように、本日の中山はこの時季の日曜としては極めて珍しい「重賞なし」。ただ、阪神のフィリーズレビューと中京の金鯱賞の位置付け＆出走馬のレベルを考えれば、この２レースを日曜のメインに据えるのは妥当だと思う。いずれもＧ１の重要な前哨戦。フィリーズレビューは◎モルトアレグロ、金鯱賞は◎スワーヴリチャードとしたが、今後に向け、レース内容までじっくりと吟味したい。

　馬券的な勝負どころは中京１０Ｒ。狙いは関東から遠征する２戦２勝の◎イダペガサスだ。新馬戦が首差、２戦目の前走も３／４馬身差と２着馬とは接戦だったが、いずれも見た目の着差以上の完勝劇。発馬を決めてスッと好位を確保し、ゴール前できっちりとねじ伏せるレースぶりには安心感がある。初の中京遠征だが、コース形態は快勝した新馬戦と同じ左回りのダート１４００メートル。適性を疑う必要はない。昇級戦とはいえ、中央オープンクラスのダート戦で好走歴があるタイプは皆無という組み合わせ。ルメール騎乗も心強く、無傷の３連勝が濃厚とみた。