【名古屋・開設記念】吉田 6年ぶり2度目記念V!次走へ弾み

[ 2018年3月5日 05:30 ]

地元で2度目の記念優勝を飾り、ガッツポーズする吉田
Photo By 共同

 地元の吉田敏洋(85期)が12年3月の名古屋以来、2度目の記念優勝を飾った。レースは山本―村上―成清―菊地―成田―松浦―高橋―浅井―吉田。残り2周半から高橋―浅井―吉田で上昇して赤板前から先制。高橋がペースを上げるが、打鐘前から山本―村上―成清で巻き返し主導権を奪い返す。最終Hから浅井がまくると村上がブロックしながら番手まくり。浅井マークの吉田は自力に転じてその上をまくり、力強く押し切った。吉田を追走する形になった松浦が2着に流れ込んだ。

 最高の笑顔がはじけた。6年前にホームバンクで記念初Vを飾った時は感涙でむせび泣いたが、今回は満面の笑みだ。吉田は開口一番「気持ちがいい。正直、前回よりもうれしい」と喜びを口にした。最終2コーナーは浅井と村上で激しいまくり合戦。「一番キツい最終2コーナーで余裕があったのが勝因。最後は脚が三角に回っていた。最終コーナーは“お願いだから誰も来ないで”と思っていた」。調子は万全ではなかったが、地元戦に懸ける強い思いと気迫が車を加速。地元Vをつかみ取った。次走は松山ウィナーズC(18〜21日)。悲願のビッグレース制覇へ最高の弾みをつけた。

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2018年3月5日のニュース