兄・武豊で初勝利!幸四郎師 史上初のデビュー日2連勝

[ 2018年3月4日 05:30 ]

阪神1R、武幸師(右)に初勝利をプレゼントした武豊
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 兄弟タッグで初出走V!!1日付で新規開業したばかりの武幸四郎調教師(39)は3日、阪神1Rで管理馬グアンが兄の武豊(48)に導かれて勝利。さらに阪神8Rもフォレストタウンで勝ち、この日2戦2勝。華々しいスタートを飾った。新人調教師の初戦から2連勝は高木登調教師(52)が07年3月10、11日に中山で達成しているが、同一日に2連勝したのは1975年以降、武幸師が初となる。

 21年前の97年3月2日。騎手デビューした翌日のG2マイラーズCで父・武邦彦厩舎のオースミタイクーン(11番人気)で1着となり、初勝利が重賞Vという快挙を成し遂げている同師。今度は調教師としてド派手な初陣Vをやってのけた。通常の土曜朝イチの光景ではなく、兄・豊と立ったウイナーズサークルには、G1にも匹敵する二重、三重の人垣ができた。

 兄がパドックで騎乗する際に弟に“おじぎ”した場面は明らかに“狙った”もの。そこから始まったファンの歓声は、レースでグアンが2番手から抜け出すと最高潮に達した。

 「(転厩前は)池江厩舎の馬だったから勝つと思った」とユーモアを交えるのが兄なら、新米先生の弟はオーナーと池江師に感謝を述べてから「ホッとしました。調教師としての初勝利は騎手の時とはまた違うものを感じています。まずは無事に戻ってきてほしい気持ちでした」と終始、真顔で対応。最高のデビュー戦にも浮かれることなく「調教師としてやることをちゃんとやる」という信念を貫く覚悟がそこにあった。

 なお、今日の出走は中山4R(障害オープン)のみ。岩元市三厩舎から転厩したミヤジタイガを送り出す。

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2018年3月4日のニュース