【弥生賞】御利益はアサクサスポットのV

[ 2018年2月28日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=27日】全休日明けの調教スタンドにヤングジョッキーの威勢のいい声が響いた。「数少ないチャンス。何とか結果を出したいです。ダートであれだけの切れ味を使えるなら芝でも…」。声の主はアサクサスポットで弥生賞に挑む武藤(20)。デビューした昨年は新人最多の24勝を挙げると、今年もすでに11勝で関東リーディング6位。アサクサスポットは乗りまくる新人がデビュー前から調教をつけてきた。「新馬戦は前半砂をかぶって行きっぷりがひと息でしたが、最後に能力だけで差し切ってくれました。素質は相当高いです」と3度目の重賞騎乗の感触を梅崎に語る。

 ヘルメットを脱げば、デビュー時と変わらない丸刈り頭。「少し伸ばしかけたんですが、師匠の水野先生(調教師)に“まだ早い”と言われまして…。父(武藤師)よりも水野先生が締めてくれるので緩むことなくやれてます(笑い)」。趣味はパワースポット巡りとか。「神社の中を歩いてすがすがしい空気を吸うと気持ちがリセットされるんですよね。茨城なら鹿島神宮とか出雲大社とか。全休日の昨日(26日)は明治神宮に行ってきました」。パワースポットの御利益でアサクサスポットを大金星に導くか。

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2018年2月28日のニュース