【フェブラリーS】ドリーム95点、金の体 超一流砂馬のトモ

[ 2018年2月14日 05:30 ]

超一流ダート馬のトモをしているゴールドドリーム
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 ベストウォーリアの変化が目つきに表れているなら、ゴールドドリームは体つきに表れています。昨年のフェブラリーSよりもはるかに丸みを帯びています。4歳冬から5歳冬までの1年間の成長力でしょう。筋肉量が明らかに増えました。特にトモは超一流のダート馬にふさわしい重厚感を備えています。

 元々、飛節の角度が浅いせいで踏み込みも浅い。そのため後肢が間延びしているように映るのです。ところが、トモの筋肉量が増したことで今回は間延びをさほど感じさせません。昨年のチャンピオンズC時に細くなっていた腹周りもふっくらしている。約2カ月半の休養明けでも申し分ない仕上がりです。

 心身一如といいますが、体の成長に合わせて精神面も充実してきました。気性の変化を示す精かんな顔立ち。目の輝き、耳の立て方、鼻の穴の膨らませ方、どれも昨年以上に力感があります。ハミの取り方も集中していて、好感を持てます。

 昨年はJRA賞最優秀ダート馬に輝きましたが、成長力が加わった今年はさらに飛躍できる。ホッコータルマエ(一昨年引退)、コパノリッキー(昨年引退)のように砂の王道を駆け上がっていくでしょう。

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2018年2月14日のニュース