西村、模擬レースで“3冠” JRA競馬学校34期生卒業式

[ 2018年2月14日 05:30 ]

ジャンプして喜ぶ(左から)西村、服部、山田
Photo By スポニチ

 JRA競馬学校騎手課程34期生の卒業式が13日、千葉県白井市の同校で行われた。また騎手免許試験の合格発表も行われ、西村淳也、服部寿希、山田敬士の34期生全員が合格。3月1日付で騎手免許が交付される。

 式典に先立ち同学校のダートコースで行われた34期生による模擬レースシリーズ「競馬学校チャンピオンシップ」の最終戦は、西村が勝利。シリーズ2勝で総合優勝を決めた。西村は騎乗技術が最も優秀だった生徒に贈られる「アイルランド大使特別賞」と精励賞も受賞。トリプル受彰に「認められてうれしい。これに満足せず新人賞や模範賞が獲れるように頑張りたい」と笑顔で話した。騎手を目指していた6歳上の兄・勇哉の背中を追って騎手を目指した西村。兄は騎手になれなかったが今年、同校厩務員課程に合格。西村は「将来は兄の担当馬で勝ちたい」と夢を語った。

 卒業式で努力賞を受賞した山田は「目標とされるような、世界の騎手と戦える騎手になりたい」。皆勤賞を受賞の服部は「関係者に愛される騎手に。日本ダービーとアイビスSDを勝ちたい」と、それぞれの目標を力強く宣言した。

 ◆西村 淳也(にしむら・あつや)1999年(平11)7月30日生まれ、兵庫県出身の18歳。田所厩舎所属。目標とする騎手は松山弘平。特技・サッカー。

 ◆服部 寿希(はっとり・としき)1999年(平11)3月9日生まれ、愛知県出身の18歳。湯窪厩舎所属。目標とする騎手は幸英明。特技・水泳。

 ◆山田 敬士(やまだ・けいし)1997年(平9)9月18日生まれ、東京都出身の20歳。小桧山厩舎所属。目標とする騎手は武豊。特技・料理とダンス。

続きを表示

2018年2月14日のニュース