【小倉新馬戦】「女性専用厩舎」×菜七子でシーホースVへ万全

[ 2018年2月9日 05:30 ]

今週、小倉でデビューするシーホースの追い切りを終えた藤田菜七子。右は担当の伊藤春菜助手
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 【東西ドキュメント・小倉=8日】競馬場の厩舎は、複数厩舎が1棟に“同居”する。小倉では建物の横の壁に、表札のように厩舎名が掲げられているので分かりやすい。厩舎回りをしていた村松は「女性専用厩舎」の文字が目に留まった。お邪魔してみると、久保田厩舎と奥平厩舎2人の女性スタッフが4頭の馬と滞在していた。

 今週デビューする小柄で栗毛のかわいらしいシーホースを手入れしながら、久保田厩舎の伊藤春菜助手が丁寧に取材に応じてくれた。「専用厩舎じゃなくても私は構わないけど、周りの男性に気を使わせてしまう」。トイレも風呂も洗濯機も共同。日常生活面でのストレスをお互いに最小限にするための配慮だそう。

 シーホースは月曜5R、小倉滞在中の藤田菜七子とのコンビでデビュー。この日、ダートコースで併せ馬。馬なりのまま、しまいを伸ばして併入。菜七子は「スピードがあるので、いかにもこの条件(芝1200メートル)は合いそう」と手応え。土曜小倉5鞍、日曜東京3鞍、月曜は再度小倉に飛んで7鞍と大忙し。伊藤助手は「この馬で菜七子に勝ってもらいたい」とエール。女性タッグで初陣Vをつかむ。

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2018年2月9日のニュース