【東海S】オールマンリバー 必殺の左!絶好舞台で強豪KOだ

[ 2018年1月19日 05:30 ]

藤岡康が騎乗し、坂路で力強いフットワークを見せたオールマンリバー
Photo By 提供写真

 中京日曜メイン「第35回東海S」の木曜追いは2頭出し五十嵐厩舎のオールマンリバーが充実期。坂路最終追いでも初コンビの藤岡康を背にラスト12秒0の力強い伸びを見せた。

 元クラシック候補が舞台をダートに替えて、そして年を重ねて、遅ればせながらスターダムにのし上がってきた。前走で準オープンを勝ち上がった6歳牡馬のオールマンリバーが、デビュー31戦目にして重賞初挑戦。14年の千葉サラブレッドセールでは最高額の5832万円(税込み)で落札された良血のキングカメハメハ産駒。五十嵐助手は「結果的に遅咲きでしたね」と、待望の素質開花に安どの笑みを浮かべる。

 「デビュー時からオープンまで行かなあかん、もしかしたらクラシックに行ければ…と思っていたんですが、当時は緩さがあったんです。まだ奥がありそうな感じはありますけど、あの頃を思えばグンと良くなってきましたね」

 最終追いには藤岡康がまたがった。坂路単走で序盤はゆったりと。ラスト1Fで動かされるとグイッと加速して、4F53秒4〜1F12秒0をマーク。初コンビになるものの、2週前と1週前の追い切りにも騎乗。しっかりコンタクトは取れている。

 「2週続けてコースでしっかりとやっているし、今日は坂路で反応を見る感じ。いい動きでしたよ。従順で、コントロールがしやすいですね」

 レース映像もチェック済みで「左回りに良績を残しているし、実際に競馬を見ても“左回りの方がいいのかな”と思わせますね」と分析している。

 ダートでは20戦して掲示板を外したことがない。とりわけダート左回りに限れば【4・1・4・0】と複勝率100%。一気に相手が強くなるとはいえ、大崩れはなさそうだ。五十嵐助手が「みんながテイエムジンソクを意識して早めに動けば、流れが向きそうですね」と勝ちパターンをシミュレートした。ゴール前でガラッと形勢逆転の展開になれば、突き抜けて何ら不思議はない。

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2018年1月19日のニュース