【東海S】素質開花デルレイ 砂覇権に名乗り、精神面が成長

[ 2018年1月17日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=16日】東海Sは名古屋出身の浜田にとって思い入れのあるレースだ。競馬に興味を持ち始めた二十数年前は、ウインターSとして年末に行われていた。ライブリマウントやキョウトシチーなど、当時の砂の猛者たちが年に1度、中京に集まる貴重な機会。毎年、楽しみにしていたレースだ。

 時は移り、今はG1フェブラリーSの前哨戦。今年はテイエムジンソクの一本かぶりが濃厚だが、東に存在感を示し始めた7歳馬がいる。オープン特別連勝中のディアデルレイ。前走の師走Sは重賞ウイナーのサンライズノヴァを4馬身ちぎる圧勝だった。躍進の理由を牧師に問うと「気ムラな面が解消して、精神面の成長が大きい。走りに集中できているし、フットワークも以前より軽い。元々良血で期待していた馬だが、ここに来て全てがうまくかみ合っている」と、素質開花に目を細めた。

 G1・11勝コパノリッキーが引退し、次の覇権争いが始まったダート戦線。下克上の舞台にふさわしい桶狭間で、さらなる躍進を狙う。

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2018年1月17日のニュース