【東海S】モルト 落ち着き出て熟成、昨秋低迷も“らしさ”戻る

[ 2018年1月17日 05:30 ]

復活を期すモルトベーネ
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 中京日曜メインはダートの一線級がそろった「第35回東海S」。モルトベーネは昨年12番人気で2着。最後は勝ち馬グレンツェントの決め手に半馬身差屈したが、レースぶりに進境を見せた。その後、4月アンタレスSで重賞初制覇。以前の気の悪さが解消して心身が充実し素質が花開いた。担当の堀江厩務員は「落ち着きが出てカイバをしっかり食べるようになってきた」と精神面の成長を話す。激しい気性をレースに押し出せるようになって、最後のひと伸びにつながった。

 昨秋は体調が上がらず低迷も、前走チャンピオンズC(13着)で“らしさ”が戻った。課題のスタートを決めるとスッと好位へ。勝ち馬ゴールドドリームと0秒8差。G1級相手に復活の兆しを見せた。昨年の東海Sで2着に導き、ここ2戦でコンビを組む秋山は「絶好の展開だったけど最後は伸び切れなかった。それでも昨年の一番良かった出来に近づいている。あの頃の状態ならもっとやれていい」と手応えを感じ取っている。

 短期放牧でリフレッシュ。1週前追いではCWコースで長めからびっしり追われ6F80秒4の好時計を刻んだ。堀江厩務員は「いい状態を維持」と納得の表情を浮かべ、相性のいい舞台で再び番狂わせを狙っている。

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2018年1月17日のニュース