ブラック堂々!雪ニモ負ケズ社台SS到着 清水久師「お利口」

[ 2018年1月13日 05:30 ]

担当の辻田厩務員に引かれて馬運車を降り、社台スタリオンステーションに降り立ったキタサンブラック
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 2年連続で年度代表馬に輝いたキタサンブラック(牡6)が12日朝、今春から種牡馬生活を送る社台スタリオンステーション(北海道安平町)に到着した。

 栗東トレセンから付き添った辻田厩務員に引かれて馬運車を降りる際は降り積もった雪に戸惑うようなしぐさを見せたが、それも一瞬。堂々とした脚取りで新天地へと降り立った。当初は10日に到着する予定だったが、悪天候のため中継地点のノーザンファーム天栄(福島)で延泊。2日遅れでのスタッドインとなった。

 初年度種付け料は500万円に設定。同スタリオン事務局の三輪圭祐さんは「馬格があって丈夫で、パワーもスピードも兼ね備えている。どんな馬場状態でも結果を出して年間を通して活躍していた。その心身両面の強さを産駒に引き継いでほしい」と“オールラウンダー”としての活躍に期待。今後は数日間環境に慣れさせた後、農耕馬と順次試験交配を行い、2月中旬から本格的に競走馬への種付けが行われる。

 栗東トレセンから付き添った辻田厩務員は「ありがとう。よく頑張ったね、という気持ち。寂しさとホッとした気持ちと両方。このような馬に携われて幸せでした」と感慨の面持ち。駆け付けた清水久師も「トレセンの時と同じ。お利口で落ち着いている。次は産駒を管理するのが楽しみ」と安どの表情。

 早ければ21年夏にもブラック2世がデビューする。

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2018年1月13日のニュース