【万哲の乱 特別編】28日中山9R オーロリンチェの好時計新馬Vを評価

[ 2017年12月28日 08:00 ]

 今年からホープフルSが「一年の最後のG1競走」となり、本日28日の中山&阪神では見慣れぬ特別レースの競走名も。

 好メンバーが集まった中山9R・エスペランサ賞は新設の特別レース。ただ2歳500万下&暮れに行われる点では昨年12月24日に実施した「冬桜賞」(今年は同名のレースなし)と同じ。勝ったディオスコリダーは今春ドバイ遠征に旅立ち、今月カペラSで重賞初Vを飾った。今年の出走メンバーにも将来の重賞候補が数頭いて目が離せない。

 中でも◎オーロリンチェの新馬戦(中山ダート1200メートル)の「1分11秒9」の好時計Vは衝撃だった。同じ12月9日の古馬1000万下を勝ったリモンディが1分11秒2。さらに同日の準オープン・アクアラインSを勝ったベックも1分11秒2。ちなみに同日の2歳未勝利戦を勝ったレーヌダンスは1分13秒2。決して時計が出やすい馬場状態ではなく、百戦錬磨の古馬上級レベルと「0秒7差=約3馬身差」はデビュー戦としては破格の内容。再び同じダート1200メートルに出走。速い馬が内寄りに集まったことで、11番枠も味方につけられそうだ。

 《もうひと押し》阪神9R・春待月賞は◎マイネルラック。出遅れながらも追い上げた前走・高砂特別(3着)は好内容。2勝マークの1400メートルに1F延びれば、追走も楽で競馬はしやすいはず。

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2017年12月28日のニュース