キタサンブラック 一夜明けも元気 セレモニーの時も「まだ走る気でいたのかも」

[ 2017年12月25日 15:34 ]

スポニチの中面をキタサンブラックに笑顔で見せる辻田厩務員
Photo By スポニチ

 有馬記念で有終の美を飾ったキタサンブラック(牡5=清水久)はレースから一夜明けた25日、栗東トレセンの馬房で静養した。レース後にお別れセレモニーを終え、日が変わった午前2時頃に帰厩。辻田厩務員は「帰ってきてカイバを付けたら食べていたし、普段と変わらない感じです」と安どの笑みを浮かべた。

 「レースは(ゲートから戻る)バスの中で実況だけ聞いていました。ラストランですし、心にくるものはありました。最後を決めてくれて、本当に凄い馬。セレモニーを地下馬道で待っている時、ブラックは緊張していました。まだ走る気でいたのかもしれません」

 年が明けた1月7日に京都競馬場で引退式を行い、その後は北海道の社台スタリオンステーションで種牡馬となる。「競馬が終わったし、追い込みながら、ということはなくなる。接し方も変わっていきますね。今度はブラックの子どもをぜひやってみたいです」と語り、早ければ21年の夏にデビューする“ブラック2世”に思いをはせた。

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2017年12月25日のニュース