【有馬記念】(10)シュヴァルグラン 精神充実、メリハリも利く

[ 2017年12月23日 05:30 ]

サンタ帽を前に洗い場でのんびりするシュヴァルグラン
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 絶妙なメンタルを保って、いざ決戦の舞台に乗り込む。シュヴァルグランは金曜朝、角馬場からCWコースで調整を行った。大江助手は「気負っていないし、適度な緊張感もある。メリハリが利いていますね。体の使い方に余裕が出てきました」と話す。追い切り後も順調に歩を進めている。

 2年連続の参戦で昨年は6着だった。着差は0秒5と大きくは負けていない。「去年は外枠(14番)もこたえました。この舞台は外が不利だと思うし…。今年は枠も悪くない。ロスのない競馬ができれば」と前を向く。あれから1年。大きな進化を遂げた。悲願のG1タイトルも手にした。見違えるほどたくましくなった今なら、栄光にジャンプしてもいい。

 くしくも父ハーツクライは05年に同じ10番枠で有馬記念を勝った。これも何かの因縁かもしれない。世界No・1ジョッキーのボウマンに導かれ、偉大なる父の道をたどる。

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2017年12月23日のニュース