サブちゃん感謝のキタサンタ イブ有馬で贈るブラック7冠締め

[ 2017年12月19日 05:30 ]

愛馬・キタサンブラックのぬいぐるみを前にガッツポーズを見せる北島三郎
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 17年の大一番、グランプリ「第62回有馬記念」の主役を務めるのは、これが引退戦となるキタサンブラック。今や、国民的サラブレッドとなった同馬を所有する歌手・北島三郎(81)が、愛馬へ、そしてファンへの思いを熱く語った。勝てばJRA・G1最多タイの7勝、テイエムオペラオーを抜き歴代賞金王の座も懸かる一戦。ラストランを控えた胸中に迫った。

 5日後に迫ったラストラン。胸に込み上げる愛馬キタサンブラックへの思いを、北島は3つのキーワードで表現した。

 【寂寥(せきりょう)】「いよいよお別れかな…と。馬は走る姿が一番美しい。もう走ることがなくなると思うと、寂しさを感じます」。まずは率直な心境を口にした北島。さらに、母・キクエさんとの思い出を織り交ぜ続けた。「歌手となって、おふくろが取材を受けた時“うれしいです。でも寂しい気もする。北島三郎となった時点で、私の息子ではなくなった。ファンの皆さんに育てていただきたい”と。今も心に残っています」。キタサンブラックを「息子」と称してきた北島の親心。「もう俺の馬じゃない。当時の自分に似ている気がする」。北海道の小さな漁村から、夢を抱いて津軽海峡を渡り、成功をつかんだ道のりを愛馬に重ねた。

 【感謝】「無事是(これ)名馬。ブラックはこの3年、一度も医者にかかったことがない。ありがたいことです」。北島は16年秋に頸椎(けいつい)を痛め、手術も経験。公演を延期するなど、思うような活動をできない時期が続いた。「体調を崩し具合が悪い時にブラックが走りだした。俺が頑張って走るから、おまえは休めと言ってくれたように。本当に神様が、ご先祖さまがくれた宝物。感謝しかありません」。愛馬の活躍は何より、苦難にぶつかった北島自身の大きな励みだった。

 【歓喜】最後のレース。「何着でもいい。無事でゴールに帰ってきてくれたら。それが正直な気持ちです」。親心を明かす一方で、半世紀以上、芸能界の第一線を走り続けてきた大スターは、ファンの思いを大切にする。「もし1着なら。私よりファンが喜んでくれるでしょう。クリスマスイブ。大勢の皆さんにプレゼントをしてくれたら、何も言うことはありません。馬主はみんな勝ちたい。有馬記念は3歳で3着、4歳で2着ときた。順番なら今年は…。もちろん私も期待していますよ」。

 そして注目の「まつり」熱唱についても「確約はしません」とした上で「何着とか関係なく、ファンの温かい気持ちが伝わると、思わず(歌が)出ちゃうんだよ」と前向きだった。穏やかに、そして熱く。北島の、人々のあふれる思いを背負い、ブラックは最後の大一番に臨む。

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