中越 父譲りの騎乗でYJSに挑む

[ 2017年12月15日 05:30 ]

デビュー2年目の川崎・中越騎手
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 【地方競馬です!!】27日(大井)、28日(中山)と2日間にわたって争われるヤングジョッキーズシリーズ(YJS)ファイナルラウンド。南関東からはトライアルを勝ち上がった3騎手が参戦するが、川崎所属ではデビュー2年目の中越琉世(19)が晴れの切符を手にした。「2年目でJRAで騎乗できるなんて。こんな僕が行っていいのかな。南関東の新人の代表として行くので、下手な騎乗をすると南関東の騎手が下手と思われてしまう。そう思われないような騎乗をしないと」と気を引き締めた。

 デビュー当初はなかなか結果が出なかった。騎乗機会を求めて昨年10月から高知へ武者修行。一日20頭も調教をつけているうちに技術は上がり、高知で初勝利も挙げた。5月に川崎で行われたYJSトライアルで凱旋騎乗し、見事逃げ切り勝ち。大舞台で南関東初勝利を挙げ、結局これがファイナル進出へ大きくものをいった。中越の父・豊光氏は高知、園田で1706勝もした名騎手。現在は園田で厩務員をしている。「最近、乗り方が父そっくりとよく言われるんですよ。父には“応援に行くから頑張れよ”って言われました」。まだあどけなさが残る中越だが、目はギラギラと輝いていた。(鈴木 智憲)

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2017年12月15日のニュース