【伊東記念】早坂 13年目の記念初V「ただただうれしい」

[ 2017年12月11日 05:30 ]

記念初Vを飾り笑顔を見せる早坂
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 競輪の伊東開設67周年記念の椿賞争奪戦(G3)最終日は10日、静岡県の伊東競輪場で決勝(2025メートル、6周)が行われ、早坂秀悟(90期)がデビュー13年目でうれしい記念初Vを飾った。

 レースは前から新山―早坂―伏見、中団はインが太田―原田―阿竹、アウトが黒田―友定で併走。単騎の渡辺が最後方で周回を重ねる。太田が6番手に車を下げると、残り2周から新山―早坂―伏見で突っ張り先行。最終ホームは新山―早坂―伏見―黒田―友定―太田―原田―阿竹―渡辺で一本棒に。最終2角から太田がまくると早坂が併せてB番手からスパート。番手まくりした早坂が押し切りV。太田は1/2輪届かず2着に敗れた。

 歓喜のVゴールを駆け抜けた早坂は「泣くかと思ったけど、そうでもなかった(笑い)。ただただうれしい。前で頑張ってくれた新山君、後ろを回ってくれた伏見さんのおかげ」と何度も感謝の言葉を繰り返した。記念決勝は11回目。「今回(記念Vを)獲れなかったら当分チャンスはないと思っていた」。北日本ラインの先頭で風を切り続けてきたことが、新山の番手回りになり悲願の記念初Vをたぐり寄せた。

 競輪と自転車競技の両立を目指し、伊豆に生活の拠点を移して4年目。表彰式では集まったファンから「おめでとう!!」と温かい祝福の声が飛び交った。「伊東はファンが多い。伊東で勝てたこともうれしい」と笑顔を見せた早坂。今後の目標は「G1の決勝に乗って新田(祐大)や一成(渡辺)さんと走ること」。一流選手の仲間入りを果たした宮城のスプリンターは、さらなる飛躍を誓った。

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2017年12月11日のニュース