【香港マイル】アラジン 最後は11着、池江師「優秀な子を」

[ 2017年12月11日 05:30 ]

 最後まで輝きは取り戻せなかった。香港マイルに日本からただ1頭出走したサトノアラジンはダッシュがつかず最後方から。残り4Fすぎから大外を回って押し上げると、4角では前を射程圏に捉える。しかし、ここまでだった。直線は馬群にのみ込まれて11着。ボウマンは“物足りない”といった口ぶりだ。

 「もう少し前に行きたかったが、ダッシュがつく馬じゃないからね。ペースが遅いので早めに動いたが、最後は伸びなかった」

 来年から種牡馬となることが決まっており、ここがラストラン。池江師は「ここ2走に比べて、やる気のある目をしていたんだけど、やっぱり気持ちの問題かな。レース後もエネルギーはいっぱい余っている感じだった」と無念さを募らせる。それでも最後は「早くお父さんになりたいんじゃないかな。最後はファンの気持ちを裏切ったけど、優秀な子を出してほしい」とエール。晴れ晴れとした表情と愛情あふれる言葉で、愛馬をいたわった。

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2017年12月11日のニュース