【阪神JF】サヤカチャン 前走2着も「まだ本気じゃない」

[ 2017年12月6日 05:30 ]

Bコースで軽く調整するサヤカチャン
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 前哨戦のアルテミスSで、逃げて2着に踏ん張ったのがサヤカチャン。レース前から降りだした雨で力を要する馬場。スピードだけでは厳しいコンディションの中で、勝ったラッキーライラックに3/4馬身差と驚異の粘り腰を発揮した。かれんな馬名とは裏腹のパワーと根性。担当の杉山助手も「相手にかわされてからも最後まで頑張ってくれた。それでもレース後、鞍を外すと“あくび”をしていた。まだ本気で走っていない」と振り返る。

 田所厩舎は実戦で馬を鍛え上げるスタイル。以前は内にモタれて粘りを欠くシーンが目立ったサヤカチャンだが、前走で長い直線をビシッと追われたことで、稽古の行きっぷりが変わった。杉山助手は「一度しんどいことを経験できたことで、追い切りでモタれるところが解消されてきた」と話す。厩舎の先輩には12年2着のクロフネサプライズ。15番人気の低評価を覆す激走だった。高い成長力で再度の“サプライズ”を狙う。

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2017年12月6日のニュース