南関東で活躍クアトロ、C・デムーロ超え27勝

[ 2017年12月1日 05:30 ]

11月28日・大井4Rで来日後26勝目を挙げたクアトロ(中央)。左は所属先の藤田師。
Photo By スポニチ

 【地方競馬です!!】1日で日本での期間限定騎乗を終えるフランス人騎手・ライアン・クアトロ(25)。当初は12月5日まで騎乗予定だったが、29日に2日間の騎乗停止処分を受け、最終騎乗が早まった。9月11日から南関東で騎乗をはじめ、11月30日現在で27勝を挙げる活躍。11年にクリスチャン・デムーロが記録した25勝超えを果たし「目標にしてきた数字を超えられて凄く良かった。周りのみんなが親切で温かくて、いい環境でできているおかげ。感謝しています。次はアラン・ムンロがマークした29勝を目指したい」と笑った。

 クアトロは11月第4週は日本で騎乗せず、以前の主戦場だったマカオに参戦していた。24日に6レース制で開催されたが、全てのレースに騎乗して2勝を挙げる活躍。「日本で毎日、調教やレースで騎乗していたことで体が強くなった。筋肉も付いて強く追えるようになった。あと多頭数の競馬を経験したことで、スマートに乗れた。以前に比べて楽に勝てたように感じた」と振り返った。マカオは開催が週1回でフルゲートは12頭。クアトロはタフな南関東でモマれたことで、確実にレベルアップした。

 来年1月からはシンガポールで騎乗することが決まっている。来年も再来日を望んでおり、実現すればさらに腕達者になった姿を見せてくれることだろう。(鈴木 智憲)

続きを表示

2017年12月1日のニュース