【ジャパンC】ミスターX 安定感が増したサトノクラウンに◎

[ 2017年11月26日 05:30 ]

 東京11R・ジャパンCはサトノクラウン。キタサンブラックの同期で新馬戦→東スポ杯2歳S→弥生賞3連勝と早くから頭角を現した天才肌だ。前走の天皇賞・秋はそのキタサンと死闘を演じての2着。惜しくも首差敗れたが、じわじわと差を詰めるその光景はもう少しだけ距離があれば…と思わせた。

 古馬になってからの重賞4勝が全て2200メートル以上と、2000メートルの天皇賞から距離が延びていいと確実に言える長距離砲。昨年末の香港ヴァーズでG1・6勝&凱旋門賞2着のハイランドリールを打ち破った芝2400メートルで真価を発揮する。この舞台で一度だけキタサンと相まみえたのが15年のダービー。14着に敗れた後のスターホースを尻目に、メンバー最速の脚で3着好走と差を見せつけている。気性の難しさが解消され、一気に安定感を増してきた。同じ相手に続けて負けるのはプライドが許さない。馬単(12)から(1)(2)(4)(8)(9)(11)へ。

 京都12R・京阪杯はソルヴェイグを本命視。1番人気だった前走・オパールSがかなり優秀だった。牝馬でハンデ55キロを背負いながら、マークを一手に引き受ける逃走劇。好位勢の猛追を受けたが、最後は危なげなく首差残した。この秋、最大の目標だったスプリンターズSを除外されたうっぷんを少しだけ晴らした。

 前走からの新顔としてはそのスプリンターズS組だが、どの馬もワンパンチ足りなかった印象。必要以上に恐れることはない。現在のスプリント界には徹底先行型の有力馬が不在。ここも比較的マイペースで運べそうな顔触れで、ソルヴェイグのリズムになる。幻となったスプリンターズS制覇の夢。その埋め合わせはまだまだ終わっていない。馬単(7)から(5)(6)(9)(10)(12)(15)へ。

続きを表示

2017年11月26日のニュース