【ジャパンC】アイダホ 渋る馬場でも軽々ラスト1F12秒6

[ 2017年11月24日 05:30 ]

アイダホ
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 鳴り響く各国マスコミのシャッター音。レンズの先には馬場入り前のアイダホが堂々と歩を進めている。英国→米国→フランス→カナダのG1・4連戦を消化中の経験はダテじゃなく、その姿は落ち着き払っている。4歳馬ながら走った国は既に5カ国。コマフォード助手も「大きなレースに参加し続けて馬が成長している。日本に来ても初日からいい状態だし、輸送が成功したと思う」と胸を張っていた。

 最終追いは東京競馬場の芝コース。向正面の残り1400メートル地点から単走で加速していく。まるで走り慣れたコースのように軽やかなステップ。手応えは最後まで馬なりでも、雨で渋る馬場でも推進力は十分だった。時計は7F94秒7〜1F12秒6。極東の地で戦うG1へ、万全の態勢をアピールした。同助手も「とてもいい動き。毎日の調教を消化して、もうこれ以上ないという状態に来ている」と賛辞を惜しまない。

 1つ上の全兄が16年凱旋門賞2着、G1・6勝ハイランドリールという良血。今年9回目のチャンピオンサイヤーを確定的にしている大種牡馬の父ガリレオはもちろんだが、注目は母父のデインヒル。同じ東京芝12Fの12年ダービー2着&13、14年の天皇賞・春を連覇したフェノーメノに、昨年の最優秀2歳牡馬サトノアレスなどと共通している。同助手も「芝の状態もチェックしたし、馬場がどうこう気になることはない。(雨で)ソフトになっても大丈夫」と日本の芝に太鼓判。例年、外国馬が苦しむ軽い芝。同馬の血は攻略の可能性を秘めている。

 今年の凱旋門賞(8着)で逃げただけにその戦法も気になるが、同助手は「スタートがいい馬なのでどこからでも行ける」と話しており、7枠14番も問題ない。世界の名門・オブライエン厩舎が送り出し、ムーアが導く不気味な刺客。入国印でいっぱいのアイダホのパスポートに“G1初勝利”のスタンプが追加されるのはここかもしれない。

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