【ジャパンC】ソウル 一気突き放す、目立つツヤツヤボディー

[ 2017年11月23日 05:30 ]

ルメールを背に併せで追い切るソウルスターリング(右)は馬なりで僚馬を引き離す
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 【G1ドキュメント=22日】今週から美浦でダウンコートを着用。それでも朝一番は寒い。とうとう今朝は自転車のサドルに付いた水滴が凍っていた。仕方なく秋田はそのまま自転車に。お尻が冷たい…。トレセンでも冬毛でモコモコし始めた馬を見るようになった。ホルモンの関係と聞くが牝馬が多い。皮下脂肪もつきやすいし、何かと女は守るものが多いのだ!というのはダイエットの言い訳か。

 だが、歴戦の強豪に挑戦状を叩きつけるソウルスターリングには関係のない話。スタンド前を歩く姿はビロードのようにツヤツヤ。お尻からトモにかけての筋肉は盛り上がり、くっきり筋が現れている。最終追いは、レイデオロ騎乗のためにやってきたルメールがソウルにも騎乗(レースはC・デムーロ)。デビューからずっと見ているパートナーだが、改めて「彼女は体が凄くきれいになった」とほれ直した様子だった。

 そんなブリブリのナイスボディーを見せつけながら馬場入り。Wコースでラユロット(3歳1600万)を2馬身追いかけ、馬なりで4コーナー内から並ぶと、一気に2馬身突き放した。ゴールを過ぎてもスピードに乗ったまま、向正面まで気持ちよさそうに流した。

 今回の追い切り内容はルメールにお任せ。馬なりで併入に持ち込むことが多い藤沢流とはひと味違う仕上げだが、藤沢和師は「涼しくなって不思議なほど体調が良くなり安心している。追い切りは随分元気が良かった。息遣いも動きもいい」と出来に太鼓判を押す。「9月から段々コンディションを上げていてトップコンディションだと思う。天皇賞・秋も良かったが、今回は110%。だから心配。両馬とも大きなチャンスがある」。あながちリップサービスとも言えない雰囲気のルメール。ライバルの怖さを苦笑交じりに話す顔を見て、樫の女王の下克上が秋田の頭をよぎった。

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2017年11月23日のニュース