【マイルCS】まるでコマネチ!?イスラ柔らかチーター走法

[ 2017年11月16日 05:30 ]

<マイルCS>ルメールを背に併せで追い切るイスラボニータ(手前)
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 【G1ドキュメント=15日】ルメールが馬上で満面の笑みを浮かべながら引き揚げてくる。馬場の出口でイスラボニータの手綱をスタッフに渡すと、声を弾ませた。「完璧なコンディション!明らかにパワーアップしている。しかも、とっても美しいです」。出迎えた栗田博師が言葉をつなぐ。「筋肉のメリハリが今まで以上に美しく見せるよね。気負いも全くないし、心身ともほぼ完成したと言えるんじゃないかな」

 キャンバスに描かれる印象派の油絵から飛び出してきたような黒鹿毛がウッドチップの上で加速していく。10馬身先行したヤマニンリュウセイ(4歳500万)に急接近した直線。両前肢をほぼ水平まで伸ばした。関節と筋肉の柔らかさを生かしたチーター走法。「体操の妖精、コマネチみたいに柔らかい(笑い)。古い人なら分かってもらえるよね」と同師は長老・梅崎に相づちを求めたが、絶好調時だけに見せるのが、他馬にマネのできない“イスラ・スペシャル”。76年モントリオール五輪(段違い平行棒と平均台)で史上初の10点満点を獲得したコマネチのように可動域の広い関節を駆使して、外から馬なりで併入した。

 「跳びが凄く柔らかいから良馬場の方がいい。調教前は超元気で、調教中は凄くリラックス。自分のすべき仕事をよく知っている馬です」とルメール。昨年(2着)はミッキーアイルの逃げを頭差捉え切れなかったが、「今年はビッグチャンス。前走は道悪、大外枠、休養明けの厳しい条件でもよく伸びたし、京都コースもよく知っている馬です」と手応えを隠さない。完熟の6歳晩秋。同騎手は美しい黒鹿毛に視線を送りながら、「自信あります」とつぶやいた。

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