【武蔵野S】皇成復帰後初重賞V!7歳インカン完全復活導いた

[ 2017年11月12日 05:30 ]

武蔵野Sを制したインカンテーション(右)
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 ダートG3重賞「第22回武蔵野S」が11日、東京競馬場で行われ、7歳馬のインカンテーションが2番手から力強く伸びて重賞6勝目。落馬負傷による長期離脱から今夏復帰した三浦は復帰後の重賞初Vとなった。

 復帰から3カ月で待望の重賞制覇(通算11勝目)。三浦は「復帰してからもいい時もあれば悪い時もあり、こういう世界に戻ってきたなという実感があった。そんな中で重賞を勝てたのは弾みになるし、ひと安心した」と感慨深げに話した。くしくも復帰後初勝利を挙げたアグネッタと同じ羽月厩舎のインカンテーションでV。「返し馬で状態の良さが伝わってきた。強気の競馬をしようと思った」。2番手から手応え十分に直線へ。後続に迫られるとまた伸びた。羽月師は「きっと合っていると思って三浦騎手に依頼した。理想以上の競馬をしてくれた」とテン乗りでの好騎乗を称えた。

 15年フェブラリーS2着の実績馬は7歳を迎えて完全復活。師は「7歳でも老けていない。やっと筋肉がついてダート馬らしくなってきた」と成長を続ける愛馬に目を細めた。優先出走権を得たチャンピオンズC(12月3日、中京)に向かうかは未定だが、鮮やかによみがえった古豪の今後から目が離せない。

 ◆インカンテーション 父シニスターミニスター 母オリジナルスピン(母の父マキアヴェリアン)牡7歳 栗東・羽月厩舎所属 馬主・ターフ・スポート 生産者・北海道浦河町谷川牧場 戦績30戦11勝(うち地方2戦1勝) 総獲得賞金3億8305万3000円。

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2017年11月12日のニュース