【蒲郡ダイヤモンドC】大嶋ラスト2着、最後まで「インの鬼」

[ 2017年11月10日 05:30 ]

ラストランを終えた大嶋(左)は、弟子の仲口にねぎらわれる
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 最後まで「前付けの鬼」だった。99年グラチャン(SG)などを制した中部の御大、大嶋一也(59=愛知・49期)が9日、蒲郡ボート9Rでの2着を最後に引退した。約36年間の集大成は6号艇。「インの鬼」らしく最後まで貪欲に内へと動いた。しかし、そこは1号艇の吉田俊が突っ張る。大嶋は2コースから1M差して2着に食い込んだ。「エンジンは劣勢だったが一生懸命やった結果。1着じゃなくてもファンの方は許してくれるかな。(選手生活を終えて)悔いはない」

 レース後は駆けつけた弟子の仲口博崇らに担がれ、水面へドボン。仲口は「ただ一人の支えで味方になってくれた方。大嶋さんがいなかったら、こんなに頑張れていない…」と涙に声を詰まらせて感謝を伝えた。大嶋は「最後の最後までファンの方に声援をいただけて選手冥利(みょうり)に尽きます」と晴れやかに語った。

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2017年11月10日のニュース