川崎の“女傑”ロジータ、昨年12月に死亡 89年南関東3冠制す

[ 2017年11月7日 14:59 ]

 川崎競馬組合は7日、89年南関東3冠(当時は羽田盃、東京ダービー、東京王冠賞)を獲得し、同年東京大賞典も制覇。「女傑」と呼ばれたロジータ(牝、父ミルジョージ、母メロウマダング)が昨年12月に30歳で死んでいたと発表した。

 スピードとスタミナを兼備し、3歳時は桜花賞を制した後、牡馬相手のクラシック路線を歩んで3冠獲得。同年秋は中央芝のレースにも挑戦してオールカマーでオグリキャップの5着。ジャパンCは15頭立て15着に終わったが、同年東京大賞典を快勝し、南関の頂点に立った。

 15戦10勝で故郷の高瀬牧場へと戻ると、優秀な産駒を続々と輩出。イブキガバメント(朝日チャレンジC、鳴尾記念)、カネツフルーヴ(帝王賞、川崎記念)を出し、孫世代からもレギュラーメンバー(川崎記念、JBCクラシック)を出した。

 川崎競馬場ではロジータへの献花台をすでに設置。10日まで献花を受け付ける。

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2017年11月7日のニュース