【浜松・日本選手権】圭一郎が連覇!逃げ切りSG5勝目

[ 2017年11月6日 05:30 ]

優勝を決め、笑顔でシャンパンファイトをする鈴木圭
Photo By 共同

 浜松オートレース場のSG「第49回日本選手権」(優勝賞金1700万円)は5日、12Rで優勝戦が行われた。1番人気の鈴木圭一郎(22=浜松)が10周回を逃げ切り、昨年大会に続く連覇。5月の川口オールスター以来、SG5回目のVを飾った。SGタイトル連覇は自身初。

 上がりタイムは3秒335。「目標の自己ベスト(3秒332)には届かなかった。でも、勝てたし達成感は凄くある」。鈴木圭はいつもの涼しい顔で語った。スタートダッシュを決めて逃げる展開。「疲れた」と笑ったが、一瞬もライバルに先頭を走らせない万全の内容。「これで抜かれたら仕方ないという気持ちで走った」と胸を張った。

 8月の伊勢崎オートGPでSG5連覇に挑んだが準Vで快進撃ストップ。しかし、しっかり立て直してSG奪還。準パーフェクトで決めての昨年に続く連覇。価値は大きい。「優勝しても、いいレースをしなければ盛り上がらない」。勝つだけでは良しとしない。オート界の第一人者として存在感は増すばかりだ。今後は「優勝戦でスーパーハンデに組まれて、さばいて勝てるようになりたい」。向上心衰えぬ鈴木圭が、ここから新伝説を築くべく、ギアを上げていく。

 ◆鈴木 圭一郎(すずき・けいいちろう)1994年(平6)11月30日生まれ。東京都出身。浜松支部所属。13年7月1日登録の32期生。同期は益春菜、吉原恭佑、中村友和、鈴木宏和ら。通算19V(SG5V、G1・4Vを含む)。ポケバイ出身。1メートル60、51キロ。血液型A。

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2017年11月6日のニュース